カレイド印刷で色鮮やかな印刷を実現!

印刷物が想像と違う色味で上がってくることはありませんか?
モニター上で見ている色(RGB)と印刷での色(CMYK)では色域が異なり、
印刷物の仕上がりが暗く、濁っていることがあります。

そんなお悩みを解決できるのがカレイド印刷になります。
カレイド印刷は紙箱、クリアケース、ラベルでも使用可能です。

カレイド印刷サンプル

カレイド印刷とは?

カレイド印刷とは東洋インキ株式会社様の広演色インキとシステムを活用した印刷のことです。
使用するカレイドインキは従来のCMYKのインキより広い色域を持っており、「広演色印刷」とも呼ばれています。

特徴は次の3つになります。

AdobeRGBに近い色域を実現

デザインの現場では使用される画像や写真はAdobeRGBモードで編集されることが多く、
また通常のCMYKはRGBより色域が狭いのでディスプレイで見ているような色味は再現できません。

カレイドは通常のインキと同じ4色(CMYK)でありながら、色域が広いため、Adobe RGBの再現性が高くなります。
カレイド印刷の場合、クライアントの皆様が抱えている色の悩みに対してディスプレイ上でのイメージに近い印刷物に仕上げることが可能です。

カレイド印刷専用のプロファイルを使用

プロファイルとは、異なるデバイス機器や印刷機などで色を合わせるために使用するファイルのことです。
llustrator、Photoshopをご使用の方は「Japan color 2001 coated」「Adobe RGB」などのプロファイルはご存じだと思います。

カレイド印刷ではカレイド用のプロファイルが必要になります。
印刷物のデータ入稿はプロセスカラーに変換して入稿していると思いますが
カレイド印刷ではRGBデータのまま入稿できるのも特徴の一つになります。

カレイドはどこでも印刷できるわけではない?!

カレイド印刷は製版処理などカレイドインキを最適にする環境が重要なため、
東洋インキ様から認可を得た印刷会社のみが扱うことができます。

特にその中でも弊社のようにUV印刷で
紙箱、クリアケース、ラベルと対応可能なカレイドを扱える会社は少ないと思います。

Kaleido®シリーズ認証制度について

カレイド印刷のメリット

カレイド印刷を使用することで次のようなメリットがあります。

より鮮やかな発色の再現が可能

従来の印刷ではくすんでいたり、重くなりがちで不満だった色味を改善できます。
花柄の画像やリップの発色など鮮やかな色味が大切なときにオススメです。

特色の多用をやめてカレイド(4色)でコスト抑制

カレイドにすることで6・7色印刷に近い色再現を可能になります。
特色に近い色味を再現しコストの抑制が可能です。

カレイド印刷の色味について

カレイドと通常のプロセス4cでの比較サンプルをつくりました。

カレイドプロセス比較サンプル

 

1.黄色~オレンジ~強い赤

カレイド 赤系統比較
従来インキでは黄〜赤の色再現範囲が狭いので鮮やかさが損なわれ、濁った階調や重い赤色になっていましたが
カレイドでは従来インキより広い色再現域で黄色から赤の階調が豊かになり発色も良くなっています。

 

2.濃い青、濃い青の階調

カレイド青系統比較
従来インキではインパクトのある強い青の発色はできませんでしたが
カレイドでは階調も色の再現性も格段に向上します。

3.紫

カレイド紫比較
上記の赤、青を掛け合わせてできる紫もくすみがなくなり、より明るく鮮やかな発色な色味になります。

4.ブラックの濃さ

どちらの印刷もリッチブラックで印刷していますが、
カレイドはより深みのあるブラックでプロセス印刷の方は少ししらっちゃけて見えます。
※リッチブラックとはk(スミ)1色だけでなくcmykを掛け合わせて作るブラックのこと。

上記の色以外ももちろん映え方が違いますが、全体の色彩が底上げされるように豊かになります。

 

カレイド印刷は映えない時って?

マット系の紙を使うとき

ラフバガスなどの風合いのある紙を使用する場合、紙がインキを吸うので色が沈みます。
なのでカレイド印刷本来の発色が出ないのでオススメできません。

落ち着いた色味のデザイン

落ち着いた色味の場合、通常のプロセスカラー4色で再現できる可能性が高く、
またカレイド印刷を実感しにくいかと思われます。

単色のシンプルなデザイン

単色の場合無理にカレイド印刷を使うより、
特色を使用するほうがコスト上がらず、色味も安定するのでオススメです。

カレイド印刷のまとめ

・カレイド印刷で全体の色彩が豊かにできる!
・特色の多用をやめ、カレイド印刷(4色)で代用し、コストを抑えられる!
・マット系の紙やシンプルなデザイン、単色ではあまり効果がない。
・認証を得た印刷会社のみが扱うことができる。
・紙箱でもクリアケースでもラベルでもカレイド対応可能

いかがでしたでしょうか?

色味が大切な化粧品メーカー様をメインにお取引させて頂いている弊社だからこそ
カレイドのお仕事を多々させて頂いております。

弊社で比較用印刷サンプルも用意してございますので
紙箱はもちろんクリアケースまで扱える弊社にどうぞご相談下さい。

Pocket
LINEで送る


,
過去ブログ