クリアケースにFSC認証マークが!?
こんにちは。
もともと当社でクリアケースに表示できる環境配慮マークはバイオマスマークのみでした。
・バイオマスPPの場合
(バイオマスPP過去記事)
500㎏からの受注生産。
500㎏はA4サイズのクリアファイルで計算すると約15,000枚のクリアファイルの製造が可能です。
・バイオマスPETの場合
(バイオマスPET過去記事)
バイオマスPETは一部規格品(厚みは<0.25>)にて常備在庫品があります。
規格品以外のサイズ、厚みの場合、4tからの受注生産となります。
またメーカーの方でバイオマスマークの申請をしていない為、
クライアント様で申請しなければなりません。(費用が発生します。)
バイオマスPP、バイオマスPETどちらも実際に使いたくても条件が厳しいですね。
いままではフィルム素材に環境配慮マークをいれる場合、この方法しかありませんでした。
しかし今回は、
「クリアケースに環境配慮マークを条件次第で表示できる」
という内容をご紹介します。
まずひとつめが
■FSC®認証マーク (条件あり)
※弊社ライセンス番号:C051151
FSC!?となった方もいるかもしれません。
FSC認証マークが入っているクリアケースを見たことありますか?
そもそもFSC認証マークは紙に対してのみ表示可能なマークですので
まさか石油由来のフィルム素材に表示なんて・・・
実際のクリアケースになります。
説明するとこのクリアケースの中には、台紙(紙のシキリ)が入った状態で完成品となります。
ご想像通り、中にはいる台紙(紙のシキリ)がFSC認証紙です。
紙自体に印刷をしない場合または全面特色1色のみの場合などは、
外側のクリアケースにFSC認証マークの表示ができます。
アイライナーやマスカラなどの細い軸物は、
クリアケース+台紙(紙の仕切り)がセットになっている製品も店頭でよく見ます。
・いまの台紙(紙の仕切り)がFSC認証紙なのか
・製造工場がFSC認証を取得しているのか
と確認し、問題なければ表示可能かもしれません。
FSC認証紙ではないクリアケースにFSC認証マークを表示する方法でした。
そして2つめのマークが
■GP(グリーンプリンティング)マーク
GPマークは、印刷資材、製造工程、印刷会社の取組全てが、環境に配慮されていることを示すマークです。
GP認定工場が製造し、素材、インキ、表面加工方法等が環境配慮基準を満たした印刷製品に付与できます。
従来の印刷製品の環境配慮マークが、紙(FSC認証紙)やインキ(バイオマスインキ)、
または製造工程の一部を対象にしたマークに対し、
GPマークは資材から工程までの総合的環境配慮マークです。
もともとGPマークは紙器のみにしか表示できませんでした。
しかし2017年にGPマークに関する改定が出され、
例外としてフィルム素材への使用が認められるようになりました。
なので弊社でフィルム素材にGPマークを付与することが可能です。
環境製造基準に従って製造するため、個別・具体的な内容はお問い合わせください。
以上、クリアケースに環境配慮マークを表示する方法でした。
中身が見えるクリアケースじゃないとダメという製品も多くあると思います。
そんなとき、そのパッケージがまったく環境に配慮していないわけではなく、
製造工場だったり、中の紙だったりと少しでも環境に対して配慮していることをアピールできたらいいですね。
クリアケースに環境配慮マークの表示をしたい場合、お気軽に担当営業へご連絡ください。
クリアケース, 環境, 紙箱・台紙