投稿日 : 2018.09.26
クリアケースの色あわせに弊社オリジナルカラーチャートを活用ください!
プロセス4色の印刷でねらった色をだしたい際はカラーチャートを活用されることが多いかと思います。
カラーチャートって?と、思われた方はたとえば下記をご覧ください。
http://www.dic-global.com/ja/release/2018/20180316_01.html
カラーチャートを見れば、CMYKそれぞれにおいて5~10%刻みで網点を変えた場合、
どのような色調が印刷されるかがわかります。
当社はこれのクリアケース版を作成しました!
こちらのカラーチャートが威力を発揮するために、一番重要なのは、印刷環境が標準化されていることです。
網点の数字が同じであっても、印刷機の状態、工場の温湿度、インキの盛り量、ドットゲインの具合等など
によって、色調は大きく変わってきます。
また、クリアケースの印刷の場合は下地の白インキの濃度も影響してきます。
変動要素をできるだけ標準化し、常に同じ状態で刷れるようにしておかないと
カラーチャートも無意味なものになってしまいます。
当社は紙器会社には珍しくJapan Color認証も取得していることからもわかりますように印刷環境の標準化がきっちりとできています。
なので、カラーチャートを指さしながら、「この色が出したい!」
とおっしゃっていただければ、そのとおりの色を出すことができます。
さてこのカラーチャートをフル活用した事例をご紹介します。
ネイルカラーの色見本として店頭にディスプレイされるものです。
商品を選ぶ際の色見本なので現物と色が違っていたらたいへんなことになってしまいます。
このネイルサンプルが、なんと90色!あります。
これをオフセット印刷で表現しました。原反はPETです。
じゃあ特色90色でいきましょう、とできればたいへんラクチンですが、もちろんそんなわけにはいきません。とてつもないコストになってしまいます。
なのでこの90色を基本的にはCMYKだけで表現しました。
製版部門・印刷部門をはじめ関係部門はとてもたいへんでしたが、
カラーチャートを使ってなんとかやり遂げました。
無事に納品までこぎつけ、お客様にはたいへん喜んでいただけました。
このようにフイルム印刷でも色調調整はたいへん得意にしております。
是非、ご相談ください!
クリアケース, 印刷技術