紙の裏面にパッケージ印刷
今回は板紙のちょっとした小技をご紹介します。
パッケージをつくる際、希望の紙がなかなか見つからないことはないでしょうか?
・もう少しだけ黄み寄りが良い
・色は良いけど風合いが欲しい
・イメージにぴったりだがコストが、、
など、少し妥協すれば進めれるが
できれば希望にもっと近い紙を遣えるなら使いたい。
そんな時は、
紙の裏面も確認してみましょう
紙の裏面?と思う方もいるかもしれません。
紙のオモテウラでは質感、色味が異なるものがあります。
一番分かりやすいのは片面コート紙でしょうか。
オモテとされる面はコート(塗工)されていますが、
ウラとされる面は塗工がないので質感も異なります。
片面コート紙に限らず、バガスなどの風合い紙でも
表裏が違う色味、質感なこともあります。
弊社で裏面に印刷に使ったことのある紙を少しご紹介します。
■バガスファインホワイトFS
サトウキビの絞りカスであるバガスを原料にした紙。
本来廃棄されているバガスを非木材資源として有効活用した環境配慮製品。
風合いのあるラフ肌で、ニュートラルな白さが特徴の製品です。
表面、裏面共に色味大きく異なることはないですが
質感が表面は少し凸凹しているのに対して
裏面のほうが凸凹感が少なくなっている印象です。
■NEWウルトラH
テイストはシンプル&ナチュラル。
厳選素材を使用した、エレガントでクリーンな品格が漂う片面コート・アイボリーです。
無蛍光品で、食品向けの印刷・パッケージにも使用されています。
表面と比べて裏面は
少し黄みよりの色味で質感は少し風合い紙に近くなります。
画像では分かりづらいですね。
パッケージの内側に取扱説明書を印刷したり、ベタで1色印刷することはあると思いますが、
その程度で裏面をしっかりと確認したことはないと思います。
今後、紙をいちから探す時は紙の裏面も少し確認するといいかもいれませんね。
弊社では紙の提案もさせていただきますので
紙でお困りごとございましたらお気軽にお問い合わせください。
印刷技術, 紙箱・台紙