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ラベル素材のエンボス加工適性を比較してみた。
数種類のラベル(シール)素材にエンボス加工をおこない、凹凸の出方を調べてみました。
エンボス加工とは？
エンボス加工とは、紙素材に凹凸をつけ、彫刻のように模様や文字を浮き上がらせる加工技術のこと。
凸版や凹版などで紙を挟み込み、強い圧力をかけて形状を固定させます。
凹凸が紙の表面に独特の加工をもたらし、視覚的にも触覚的にも魅力的な効果を生み出す加工です。
エンボス加工は、パッケージ、名刺やメッセージカードなど多くの紙素材で使われています。
ロゴやデザインの一部にエンボス加工することで存在感を際立たせることが可能です。
しかし素材の質や紙の厚みによっては加工が難しかったり、仕上がりが不均一になったりすることもあります。
今回はラベル素材を数種類使って試してみました。
エンボス加工のラベル(シール)素材比較
いくつかの素材でエンボス加工の出方を試してみました。
上質紙ラベル
上質紙ラベルは印刷加工に優れた適正を持つ非塗工原紙のことです。
表面塗工がされていないためツヤ感が少なく、すこしザラザラとした質感のラベル素材です。
安い素材ですがその分印刷の発色はあまり良くありません。
アート紙ラベル
アート紙ラベルは表面に顔料を塗工された塗工紙の一種で、上質紙よりツヤのあるラベル素材のことです。
アート紙はツヤや白色度を高めるために顔料を塗工されており、
写真やイラストなどをきれいに見せたいときに使用されることが多いです。
合成紙ラベル
合成紙ラベルは紙のような質感ですが、
マット調のフィルム素材で滑らかな触り心地と破れにくいのが特徴です。
合成紙は合成樹脂を主成分にしており、
耐水性があるのでお風呂、冷蔵庫等に置かれる製品、食品に適しています。
アクアプルーフラベル
エンボス加工に適したフィルム素材です。実物の素材は少しパール調にも見えます。
フィルム素材は紙素材と比較してエンボスの凹凸が出にくいとされています。
そのなかでアクアプルーフラベルは一般のフィルム素材と比べてエンボスが出やすいとされています。
パールフィルムラベル
エンボス加工が出にくいとされているフィルム素材です。
並べて比較してみると・・・
単体で見た時は、フィルム素材でもある程度凹凸が表現出来ていると感じましたが、
並べて比較するとどうしても紙素材のほうがキレイに膨らみが表現されていますね。
エンボス加工サンプル
全体にエンボス加工を施したラベルサンプルも作りました。
スミベタにエンボス加工で柄をいれてたお酒のラベルをイメージしています。
紙ラベルを使っていることもあり、キレイに背景の柄が出ています。
画像では分かりにくいと思いますのでエンボス素材比較サンプル、エンボス加工サンプルに
ご興味ありましたらお気軽にお問い合わせください。
ラベル
