2021.05.14
不審者セット・・・?!ですか。。。
皆様こんにちは!!
いつも当ブログをご覧いただき誠に有難うございます。
そう!!
目の肥えた皆様ならば、もうお気づきかと思いますが
今月から私ども当ブログでの活躍が認められクリアケース設計ブログから
設計部のブログとして昇格が許されたのであります!!! いやーめでたい!!
これからはクリアケースのみにとどまらず
設計物全般でのお伝えが可能となりました!
括りのためこれまで発言を控えていましたメンバーも加わり
より幅広い情報発信ができる予定となっておりますので
是非今後とも当ブログにご期待ください!!!
そんな記念すべき月のブログでご紹介しますのは
こちら!!!
名付けて「不審者セット・・・」
もとい、、「マスク&眼鏡スタンド」です!!
・・個人的な意見ですが眼鏡の代わりにサングラスをレイアウトしますと
さらに不〇〇者感が高まってよろしいかと思います。。。。
眼鏡だけセットの場合はこんな感じですね・・・
丸みを帯びたシルエットがチャーミングです!
消毒をした眼鏡・サングラス等 や
まだ使うマスクなどの一時置き場所としての活躍してくれるはずです。
一時置きセットした後に話かけてみるというのも癒されるかもです・・・
こういったノベルティのお話をいただく
こともございますので「皆様お持ちのこんなのできるかな?」も
是非お気軽に弊社までお声がけください。
設計部I
2021.04.20
改めて比重について考えてみる
改めて比重について考えてみる
こんにちは 設計のKです。
先日、PVC(塩ビ)テストケースを作成しているときに比重1.45とあり、結構重いものだなと思いました。一般的に良く言われるのは比重1が水なので1より低いと水に浮き1より高いと沈みます。ですがこの目で見たわけではないのでやってみよう!!となりました。
ただのフィルム片だけでは面白みがないので小舟を作ります。PVCは手元に無かったので
PPとPETで製作開始。
子供の頃、縁日で売ってたブリキのポンポン船とか樟脳推進の舟を思い出します。
PP舟・・・比重0.9・・煙突赤色
PET舟・・・比重1.34・・・煙突青
これをそおっと水を満たしたアクリルケースに浮かべてみます。
おおつどちらも浮いております・・・PETの方が頑丈そうな・・・
しかし段々と浸水してきて・・PET舟はあえなく沈没・・・
PP舟も浸水して沈没寸前ではありますがやはり浮いております。
比重ってすごいね。
樹脂シートの価格は㎏何円という表示ですが重さで5割近くもPP・PETで違うのなら
注意が必要です。シート数で言えばPPの方がかなり沢山買えますね。
2021.03.26
これは何でしょう?
これは何でしょう?
釣具メーカー用に提案したものです。
ある商品を使用する時にパッケージを変形させて使います。
①店頭で売られる状態では、後ろダブル看板で普通の四角箱です。
②商品が入ったまま、フラップと看板を一旦立ち上げます。
③前フラップを後ろ看板側に差し込んで、空間㋐を作ります。
④後ろ看板を前フラップの角に差し込んで、空間㋑を作ります。
上下2つの空間㋐㋑を利用して、その商品を使います。
釣りが趣味の方は簡単に分るのではないでしょうか。
設計担当N
2021.02.25
携帯パーテーション
皆様こんにちは
いまだ難しい状況が続く中ですが
いかがお過ごしでしょうか?
設計部Iです。
本日は食事中の飛沫が気になるところに
ぴったりのアイテムをご紹介いたします。
読んで字のごとくですが
携帯パーテーションです。
ランチ時に重宝する少し距離をとるうえでの
飛沫予防のパーテーションです。
一人用ですので持ち運びもラクラク!!
こんなのできるかな?も
どうぞお気軽に弊社までお声掛けください。
2021.01.29
非石油系のプラスティック代替素材 今後増えていきそうですね!!
こんにちは 設計のKです。
今回は最近良く聞く非石油系のプラスティック代替素材で今後増えて行きそうなものを
ピックアップして紹介してみます。
<(株)TBM LIMEX(ライメックス)>
数々のメディアに取り上げられて有名な日本の独自技術素材。
石灰石と樹脂を混ぜた紙・プラスティック共通の代替新素材で製造に木材パルプも
水もほとんど使わず資源問題に貢献するとのこと。
名刺・メニュー表・冊子・レジ袋・変わったところではマスク等
最近レジ袋で見かけました。何か手触りが粉っぽくカサカサしてると思って表示を見たら
これでした。
https://tb-m.com/limex/products/
<(株)環境経営統合研究所 MAPKA(マプカ)>
紙パウダーと樹脂を混ぜて作られ従来のプラ材と同様に成型可能な代替新素材
カップ・トレー等のプラ容器に使用されているようです。これも日本独自らしいです。
https://ecobioplastics.jp/products/mapka.php
<三菱ケミカル(株) BIO-PBS(ポリブチレンサクシネート)>
植物由来のコハク酸から作られる樹脂で低温下での生分解性に優れ農業用フィルムや
紙コップ・ストローに使用されています。
https://www.m-chemical.co.jp/csr/activities/case1.html
<(株)カネカ 生分解ポリマーPHBH>
土壌細菌が作り出すポリエステルで100%植物由来のポリマー。
海中で生分解する珍しいタイプらしいです。
用途はレジ袋・トレイ・食品包装・プラボトル等、幅広く使用することを想定している様子。近年化粧品容器を資生堂と共同開発するニュースもでました。
https://www.kaneka.co.jp/esg/feature/case1/index.html
2つが非石油系素材メインの可燃物、2つが植物由来の生分解素材です。
よく間違われるのがバイオ素材=生分解ではないと言事です。石油系でも
生分解可能なものもあり逆の植物由来でも生分解しないものも沢山あります。
新素材が開発されるのはうれしいのですがなかなかクリアケースに代替えできるものは無いのが現状でほとんど不透明なのです。コストや強度などまだまだみたい。
当社では上記のうち一つをテスト製造しましたがさらに製造に適した改良品を計画しています。
今後も調査とテストを続け又発表させて頂きたいと思います。
2020.12.23
忘れていました
年末も近づき、机上の整理をしていると出てきました。
「袋付きクリアファイル」
懐かしい!
もう10年以上前に、自らが考案し、販促ツールとして作成した物です。
通常の書類入れとは別に、小物やサンプル等を入れるポケット(袋)が一体となったファイルで、便利な物になると思っていました。
作成の手順は以下の通りです。
わかりますか?①②とも山折りです。PP<0.2>650×920㎜に2丁入るサイズです。
無地。
印刷あり。
別案。
しかしながら大した反応も無く、サンプルを少数作成しただけで、終了となりました。
意気込んではみたものの、要望があってのものでは無かったためでしょうか。
当時の、そんな気持ちを思い出しました。
また頑張ります!
設計担当N
2020.12.01
底上げしますよ!!
皆さんこんにちは!!設計部Iです。
いつも当設計部のブログをご覧いただき誠に有難うございます。
こちらでは弊社最近の設計実績を交えできるだけ分かりやすく
情報発信していく場となっております。
是非引き続きご覧いただけますと
幸いです。
さて今回はジャー容器製品にPOP兼底上げパーツとして
使用できるものをご紹介したいと思います。
まずはじめに展開
糊付けすると上のようなスリーブ機構となります。
こちら特にオーダーされていた箇所といたしましては
やはり一体機構での回転抑止と底上げ機構でございましたので
このような形を考案いたしました。
ミソとなりますのはこちら
一体延設した途切片で底面に向かって商品とともに折り込むことで
回転抑止と底上げを叶えたものとなります。
下まで完全に落ちこむことなく
意図した位置での保持が可能です。またある程度のテンションが商品にかかりますので
回転抑止にもなります。
また店頭棚こぼれ留め等に商品全景が損なわれることも防ぐものとなります。
今回一例となりますがこのように
使用されるシーンに応じて特殊機構についてもご提案させていただきますので
底上げも是非、大光印刷までご要望お寄せください。
2020.10.23
ダイン数ってなぁに
こんにちは、設計のKです。
先日、フィルム系新素材の印刷テストをしたのですがその際なかなかインキが密着してくれず「基材のダイン数が低い」という事になり、原反メーカーさんに「濡れ性」改善を進言しました。
この際の「ダイン数」って一体何ぞやと思い調べてみました。
一般的にフィルムのインキの乗り易さは「ダイン数」で表すそうです。
ダイン数が高いとインキが良くのり(濡れ性が高い)ダイン数が低いとインキがのりにくい(濡れ性が低い)となります。
「1ダインは1gの物体に働くときその方向に1㎝毎秒毎秒の加速を与える力」
現在、公にはダインは使われずニュートン表記に換算して表すそうです。気圧のミリバールみたいですね。
でも現場とかでは今でも使われています。
では、どうやって測るのかと言いますと印刷現場では「ダインペン」なるぶっとい蛍光ペンみたいなのを使います。
あらかじめダイン数の違うペンをいくつか用意して対象素材に塗り弾き方を見て次に違う値のペンを使い弾かなくなるまで追い込んで決定します。
この写真では色が違いますが左が弾いてないOK値、右が弾いたNG値です。
つまり弾かないペンの数値が「ダイン38」ならこの素材のダイン数は「38」となります。
今回の場合、原反メーカーさんへの要望としてダイン数いくら以上に表面改質してねという感じです。
なんだか原始的な感じもしますがこれ以外で測るとなると大掛かりな器材が必要なようです。
長年印刷に関わっていますが、毎日といっていいほど新たな発見があり奥が深いねぇと感じる今日この頃です。
2020.09.15
with クリアケース
with クリアケース
レジ袋有料化とプラスチックごみ削減の因果関係は、議論のあるところだと思います。
ただ、環境問題を常に意識するという観点からすると、一歩前進なのでしょう。
「環境にやさしい」は、どの分野でも取り組んでいる事ですから。
当然、このブログでは、クリアケースの将来について考えるのです。
過去、幾度となく、廃プラ問題に絡み、クリア素材は改良・変更を求められて来ました。
PVCはダイオキシンの問題で、ほぼ採用されなくなりました。
再生PETが出回りました。
10年程前には高剛性PP(例:0.25で0.3の強度)の開発で、厚みによる使用量・廃棄量削減の提起がありました。
現状、何とかして使い続けようと奮闘していると思います。
しかしながら、環境・エコブームというのは突然盛り上がり、官、民どちらともなく
「クリアケース=プラスチック、いらん!」
とならないかと、定期的に不安になるのです。
アンケート等があれば、
「ぶっちゃけ、商品内容が理解できれば紙箱でもいいし、無くてもいい」
と簡単に答えられてしまいそうな危うさがあると思うのです。
レジ袋有料化が始まったこの時勢、クリアケースの利点を語れますか?
「中身が見えていい!」
他には!
設計担当N
2020.08.21
ハサミムシの羽扇子
ハサミムシの羽扇子
こんにちは。設計のKです。
先日、ニュースで「昆虫界最小 ハサミムシの扇子の展開図設計法が明らかに!」とあり、
「扇子を更に折り畳んだ構造でシンプルな幾何学パターンから成り、今後その構造は人工衛星用太陽電池パネルや傘・扇子等に応用可能。」とのこと。
公式は開示されていませんが九州大学の動画を参考に早速PPで作ってみよう!!となりました。
結構てこずりましたが何とか形にはなりました。
設計していて感じたミソは扇子のような厚みを持つ支点を作らず、1/4円内に各羽をずらして配置することで全て平面内に収めることのようです。
展開図
扇子状に折る
さらに2折
結果はPPでは罫線が集中し過ぎるのと反発で畳めませんでした・・・実用化ならず残念
これに懲りず今後も「生物模倣」や「折り紙」など調査を続けたいと思います。
もちろんいいのが出来たら発表しますね。
しかしハサミムシって羽を隠してて飛べるんですね。
「昆虫すごいぜ!!」・・・香川照之風