ベルベット調の箱を試作してみました ーフロッキー加工ー 

こんにちは。

暖かくなり、春ですね。
出社時のサクラが満開できれいでした。

 

今回は試作したベルベット調の箱のご紹介です。

※今回ご紹介するベルベット調の箱は現状、量産が難しいパッケージとなります。

 

パッケージにフロッキー加工を施してみました。

 

フロッキー加工とは?

細かい繊維を植毛する加工方法です。
部分的にフロッキー加工をすることで立体感ある表現ができます。
また視覚だけでなく、手をのばして触れてみたくなる、触って楽しい表面加工です。
フロッキー加工は、書籍の表紙、パンフレット、ポストカード等に使われています。
 

今回は黒色のフロッキー加工でパッケージを作ってみました。

 
もこもこ?ふわふわ?のような箱の出来上がりです。
個人的には見たことない面白いパッケージができました。

ですが、初めにお伝えしたように量産は現実的ではありません。

 

◆フロッキー加工の問題点◆

 

〈1〉黒の繊維がパラパラと落ちて目立つ。

白板紙に黒のフロッキー加工をしているので箱の内側に黒色の繊維が落ちて目立ちました。

 

〈2〉紙粉がくっついて取れない、目立つ。

今回は黒色の繊維を全面に使ったので余計にですが、白色の紙粉が目立ちます。
軽くはたく程度では全てまで落ちませんでした。
 

 

〈3〉機械貼りができません。

最大の問題です。
製函機の給紙が上手くいかず、半分以上の試作が箱にならず破れて不良となりました。

 
フロッキー加工の箱を採用するのは品質上・製造上の理由により厳しそうです。

フロッキー加工のパッケージが出回っていないのには理由があったのですね。

弊社では様々な試作テストを行っており、 印刷・加工適正を確認し、
お客様へ安心してご利用いただけるよう努めています。
 

パッケージに関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

Pocket
LINEで送る


,
過去ブログ