投稿日 : 2021.11.06
赤外線で可視化できる特殊なシールのご紹介
こんちには。
だんだん寒くなってきましたね。
お鍋が美味しい季節です。
さて今回は赤外線で可視化できる特殊なシールのご紹介です。
赤外線とは?
赤外線は可視光よりさらに波長が長いもので、人の目には見えません。
(暖房器具で「遠赤外線ヒーター」といい赤く見えたりしますが、イメージであって実際の赤外線は見えません。)
ちなみに
目に見えない波長が780nm以上、1,000nm未満のものが「赤外線」と呼ばれるのは
目に見える最長の波長の電磁波が赤色のため
それ以上のは赤色の外側ということで「赤外線」と呼ばれています。
その反対に「紫外線」は可視光線でもっとも波長が短いものが紫色のため
それ以下は紫色の外側ということで「紫外線」と呼ばれています。
実際に見えない赤外線をどのように可視化するのか?
今回はスマートフォンカメラで可視化する方法になります。
赤外線を可視化するためには、「IRフィルター(可視光遮断赤外線透過フィルター)」というものを使います。
IRフィルターは可視光線をカットし、赤外線は透過するフィルターになります。
真っ黒なフィルムです。
このフィルターをスマートフォンカメラ部分にセットします。
これでシールを撮影すると・・・
真っ暗です。
可視光をカットしているのでなにもうつらないですね。
ここで赤外線ライトの出番!
その名の通り赤外線が照射されるものになります。
IRフィルターは赤外線を透過するので
赤外線ライトを当てながらカメラでシールを撮ると・・・
二次元バーコードとだいこはんが現れました!
通常のシールと比べてみましょう。
こちらの二次元バーコードは全て弊社HPのコードですが問題なく読み取り可能です。
どんな仕様用途があるの?
偽造防止に!
真贋鑑定に!
本音を申し上げますと仕様用途に困っています。
今回ご紹介した仕様はパッケージでもラベルでも可能ですが
高額な特殊インキを使っています。通常のインキの数十倍・・・
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最後までご覧いただきありがとうございました。
貼った対象が透明であれば中身が透けて見える特徴のあるラベル素材です。
環境問題への取り組みとしてとっつきやすいラベルから検討されてみてはいががでしょうか。
ラベル, 印刷技術, 技術解説