投稿日 : 2016.10.19
カレイドインキの耐光性
こんにちは。技術部のKです。
今回はカレイドインキの耐光性についてご紹介します。
皆さまカレイドインキってご存知ですか?
東洋インキさんの開発した広演色インキで4色プロセスカラーを用いて従来より鮮やかな色合いがだせます。紅葉の観光パンフなんかでも多用されています。
でも・・・光に弱いっていううわさが・・・
だったら試してみよう~ということで早速やってみました!!
京都、亀岡工場にある耐光試験用フェードメーターを使い印刷版の端に付ける色帯部分をカットして試料としました。
比較用に当社で一般使用している耐光性能をUPさせたプロセスカラーと同時にかけました。
フェードメーターの内部です。超巨大電球の回りの金枠に試料を固定して20時間と40時間グルグル回転させるのです。
結果はといいますと
カレイド20時間と40時間
耐光プロセスカラー20時間と40時間
カレイドの帯中央部分に若干色の違う部分が見えます。これは金枠で光が当たっていないところです。つまり左右部分が退色した部分です。
意外というか弱いといううわさの割には激しく退色した訳ではありませんでした。耐光プロセスの方はさすがというかほとんど変化なしでした。
40時間でちょうど今頃の季節(10~12月)の太陽光120日程と考えると問題ない範疇ではないかと思います。
写真では分かりにくいので実物を用意しております。当社営業部員にお声掛け頂ければ持参させていただきますので是非鮮やかな発色のカレイドインキを使用してみてください。
カレイド, 技術解説