出来る限り環境に配慮したラベルを作るとしたら?
こんにちは。
今回は出来る限り環境に配慮したラベル(責任ラベルやアテンションシール等)を作るとしたら
どのような仕様になるのか考えていきたいとおもいます。
そもそもラベルの構成って?
- 表面加工(ラミネート):表面保護や耐久性をもたせたり、意匠性を付与できる加工
- インキ:表面基材に文字や絵柄を印刷する時に必要なインキ
- 表面基材:容器の責任ラベルや箱のアテンションシールとして実際に目にするラベル部分
- 粘着剤:被着体と表面基材を接着させる糊部分
- 剝離紙:セパレーター、略してセパとも呼ばれるシールの台紙部分
このラベルの構成要素に対してそれぞれ環境に配慮した材料を選んでいきます。
それぞれの構成で環境に配慮した素材
・表面加工(ラミネート)
バイオマスフィルムラミネート(PET)やPPラミネートにバイオマス粘着剤を使用することも可能です。
・インキ
バイオマスインキが使用可能です。
表面基材が紙素材でもフィルム素材でも基本的には問題ありません。
・表面基材
ラベルの主要部位の表面基材では、紙素材ならFSC認証紙や
フィルム素材なら再生PET、合成紙(ユポ)でバイオマスを配合しているものなどもあります。
・粘着剤
粘着剤にもバイオマス仕様があります。
表面基材が紙素材、フィルム素材でもバイオマス粘着剤仕様が可能です。
・剥離紙(セパレーター)
「剝離紙」は紙の表面にシリコーンやポリエチレンといった樹脂がコーティングされている性質上、
紙と樹脂が分離できずリサイクルが困難です。
そんな剥離紙をリサイクル可能な資源に置き換えようというプロジェクトもあります。
詳しくはこちら
いかがでしょうか。
現行のアテンションシールやPOPラベルでも
少し変えるだけで環境に配慮したラベルにすることが可能です。
組み合わせにより、できるできないがありますのでお気軽にご相談ください。
ラベル, 環境