紙製パウチのご紹介 -環境に配慮した軟包装-
こんにちは。
今回は紙製パウチをご紹介します。
パウチ包装(軟包装)とは?
軟包装の中で袋状のものがパウチ包装と呼ばれています。
なお軟包装とは、柔軟性に富む材料で構成されている包装材のことで
プラスチック、紙、アルミ、などの薄い柔軟性のある材料を使用した包装の総称です。
紙製パウチの特徴
パウチの一部またはすべてをプラスチック素材(フィルム)から
循環可能な資源である「紙」をベースにした環境配慮型パッケージです。
石油由来原料の使用量低減や二酸化炭素の排出量を削減することができます。
紙製パウチで分かりやすい例はコーセーの雪肌精の紙製パウチではないでしょうか。
雪肌精のパッケージが紙製パウチにリニューアルした際は弊社にも紙製パウチのお問い合わせが増えました。
大光印刷の紙製パウチの特徴は??
■価格面
オフセット印刷なので安い!
一般的にパウチの製造ではグラビア印刷が主流となります。
オフセット印刷はCTP版なので低コストですがグラビア印刷は凹版でかなりの版代となります。
またロットの面でもオフセット印刷の場合小中ロット~で対応可能ですが
グラビア印刷の場合は、大ロットが基本となります。
■環境面
一般的な窓付のパウチより大きな窓を付けても紙マーク表記が可能。
通常、パウチに窓を付ける場合、パウチ全面に窓用のフィルムをラミネートする必要がありますが、
弊社では窓部分のみにフィルムを貼る加工のため、フィルムの使用量を抑えることができます。
紙の比重を増やすことにより、大きな窓を付けても紙マーク表記可能になります。(重量比51%以上が紙)
■強度面
紙厚が薄くても丈夫な構造。
パウチの底部分を貼り合わせず、1枚の紙を折り返す構造になっているため
底材を使用している商品に比べパウチの底抜けに強く、重量物に対する強度があります。
また、薄い素材でも強度が出せるためコストも抑えることができます。
■形状面
窓を表面、裏面または底面にも付けることが可能です。
開封口の形状も口糊テープ、ジッパー(チャック)、ヒートシールなど
使用方法に合った形状を選択いただけます。
■弊社の紙製パウチでできないこと
・フルカラーの印刷
印刷機の関係で特4色までの印刷になります。
プロセスカラーでの絵柄等の印刷はできません。
・1次包装への使用
バリア性、密閉性に欠けるので
食品や健康食品等の1次包装への使用はできません。
■おすすめの使い方はトライアルセット!
弊社としておすすめの使い方はトライアルセットやトラベルセットのパッケージです。
このような少量サイズのセットではパウチが使われることが多くほとんどがフィルムパウチです。
弊社の紙製パウチの場合、底や裏面からロット印字が見える仕様にできるので
パウチにロット印字をする必要もパウチの製造のたびにロットナンバーを変える必要も必要もありません。
まだまだ課題もありますが
サンプルもありますので少しでもご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。
印刷技術, 環境, 紙箱・台紙