加飾表現のラベルのご紹介 ~CITE JAPAN2023展示物~
前回の加飾表現のパッケージ(紙箱・クリアケース)に続きまして
今回は加飾のラベルをご紹介します。
前回記事はこちらよりご覧ください。
■加飾表現のラベル
●和紙ラミネートラベル
紙素材なのに半透明感が出る為、ラベルの上からでも中の商品や残量がひと目で判ります。
透明感をPET素材を使わずに表現しています。
また和紙ラミネートを貼っていて、マット調のやさしい風合感も出しています。
粘着剤には環境配慮型のエマルションタイプを使用、環境負荷を軽減します。
●示温インキラベル
示温インキ:温度帯によってインキが発色したり消えたりするシールです。
温度によって特定の絵柄や文言を浮かび上がらせたり、消したりすることが可能です。
当社がご紹介する温度変化シールは可逆性のシールなので、
一度発色しても温度が変われば元に戻ります。
●カレイドインキラベル
カレイドインキ:通常のプロセスカラー4色では表現できないより鮮やかな広演色印刷を実現できます。
●コールド箔ラベル
ラベル素材に専用の糊を印刷、糊引きした箇所にだけ箔が転写されます。
ホットスタンプ(通常の箔押し)と比べても、繊細な模様の再現性が高いです。
また箔の上から印刷ができるので、さまざまなメタリック色の表現が可能です。
ラベルの印刷機1台で生産ができ、数量によっては蒸着紙を使用するよりも低コストを実現できます。
●ベルベットラミネートラベル
ベルベットラミ:仕上がりはマットPPラミネートよりマット感、高級感があります。
ベルベットラミはラミネート加工後に上から印刷、箔押しが可能です。
※通常のラミネートは上から印刷できません。
ラミネートの上から印刷することでラミネートのマット感、上から印刷した箇所は光沢感がでるので
そのコントラストがデザインの見せ方の一つとなります。
※こちらのサンプルでは、印刷のあとにラミネートしています。
●VOID封緘×両面ATラベル
単層PET素材の表裏に印刷を行い、「訴求」と「内容表示」を1枚のラベルで補えます。
単層素材なのでラベルの貼り合わせ加工よりもコストダウンが可能です。
表裏間の白印刷はシルク印刷で行っているため、通常の白印刷よりも隠蔽性に優れています。
また、今回の素材は改ざん防止対策も出来るように、
剥がすと「VOID」という文字が浮き出てくる素材になっています。
複数の役割を1つのラベルで出来る仕様になっています。
●マットクリア箔ラベル
ラベル基材は銀ネーマーを使用し、全体的にメタリック感を持たせています。
まわりの雲にマット加工を施すことでメタリックの箇所とマットの箇所で
コントラストの違いを表現しています。
●マットラミ×シルク厚盛×ホロ箔ラベル
太陽は特色のシルク印刷、山部分はグラデーションを表現するために
カラー印刷の上から透明シルク印刷を施しています。
シルク印刷は触ったときの立体感も楽しむこことができるラベルになります。
また全体をマット調にすることでシルクとホロ箔の艶感をより際立たせています。
以上、加飾表現のラベルのご紹介でした。
加飾表現のラベルの中では、「示温ラベル」が多くの方に興味を持っていただきました。
サンプルも用意しておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
カレイド, ラベル, 印刷技術