環境に配慮したラベルのご紹介 ~CITE JAPAN2023展示物~
前回の環境に配慮したパッケージ(紙箱・クリアケース)に続きまして
今回は加環境に配慮したラベルをご紹介します。
前回記事はこちらよりご覧ください。
■環境に配慮したラベル
●エコマスラベル×リサイクルセパレーター
エコマスラベル:リサイクル原料を含むフィルムとバイオマス粘着剤を使用することで、CO₂排出量を削減。
平滑性が高い接着コートにより、クリーンな印刷の仕上がりが期待できます。
リサイクルセパレーター:エコマスラベルの剥離紙はマテリアルリサイクル可能な素材で設計された「リサイクル専用台紙」なので、使用済みのラベル台紙をユーザー様から有価回収できます。
マテリアルリサイクルした回収材料を、再び「リサイクル専用台紙」の原料にすることで、資源として循環する「水平リサイクル」スキームが確立しています。弊社では少量回収可能なオリジナル回収ボックスも用意しています。
●耐水性ATシール
環境配慮を目的に紙素材だけを使用したアテンションシールです。
紙素材ですが、コシがありアテンションラベルとしても十分に用途を果たせます。また耐水性に優れた素材を使用、紙製なのに水にも強いラベルです。
バイオマスマーク取得済みの粘着剤もございますので、トータルで環境配慮を謳えます。
●PLA(ポリ乳酸)ラベル
ジャガイモ、トウモロコシなどに含まれるデンプンなど、植物由来の素材で作られたバイオマスプラスチック。
ラベルの基材は、印刷適性向上のためコーティングされています。
自然分解は条件が限定されるため、実用面で期待できるとは言い難いです。
しかし、樹脂製造時のCO2排出量は石油由来樹脂よりも低いと言われ、焼却の点でも植物由来の為カーボンニュートラル扱い。
ゴミがほぼ全て焼却処理される日本では相性が良いかもしれません。
PLA(ポリ乳酸)ラベルの生分解実験
●エコマリンタックラベル
エコマリンタック:土中でも海中でも自然分解するという優れもの。
表面基材に自然分解しやすいバイオマス素材を使用し、焼却時の二酸化炭素排出量を抑制します。
海中でも自然分解しやすいので海洋汚染、マイクロプラスチック問題の抑制に貢献します。
一般の紙タック紙と比較し優れた耐水性を有しています。
エコマリンタックの生分解実験
以上、環境に配慮したラベルのご紹介でした。
サンプルも用意しておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
(エコマリンタックのサンプルはございません。)
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