【箔押し】2024年カレンダークリアファイルのご紹介
こんにちは。
今年も恒例のカレンダークリアファイルを作りました。
毎年、年末年始のご挨拶でお配りしております。
昨年は全体にホログラム加工が入ったクリアファイルでした。
今回のクリアファイルの特徴はこちら↓
箔材の多色使いと箔版の加工技術の彩光腐食
■箔押しとは?
箔押しとは、箔材(箔フォイル)を熱と版を使って紙やフィルムに圧着、転写させる表面加工のことです。
熱を用いることから「ホットスタンプ」や「ホットスタンピング」とも呼ばれてています。
通常の印刷よりも高級感やインパクトを出したいときに箔押しを施すことがあります。
箔材の種類も金、銀だけでなく
ホロ箔、カラー箔、蛍光箔等の数多くのバリエーションがあります。
■複数の箔材を使用
今回のクリアファイルの特徴の1つが複数の箔材を使用していることです。
●だいこはんverの箔材
箔材はサンセットオレンジ、消銀、透明ホロ箔の3種使用しています。
サンセットオレンジと透明のホロ箔は紙用の箔材ですが今回はフィルム素材に押しています。
紙素材に箔押しするよりかは密着は悪くなりますが今回のクリアファイルではなかなかきれいに押せています。
また珍しい透明のホログラム箔も使用しています。
富士山の山肌部分は白を印刷し、青波部分は白ナシで色透明になっています。
●もみじverの箔材
箔材は6号金と消金の2種使用しています。
ツヤのある金とマットの金箔で違いを出しています。
■彩光腐食
そして今回もう1つの特徴としてチャレンジしたのが彩光腐食という箔版の技術になります。
●彩光腐食とは?
彩光腐食とは非常に微細なテクスチャーが表面に施された箔版のこと。
2段階で腐食されていることから2段腐食版と呼んだりもします。
この2段階の腐食のうち、浅く腐食された部分に細かな模様を入れることができます。
彩光腐食のテクスチャーのパターンはなんと100種以上から選択可能です。
◎だいこはんverの彩光腐食
◎もみじverの彩光腐食
彩光腐食は紙用の箔版技術なので
フィルム素材への密着は少し悪く、また熱により凸凹が出てしまう結果になりました。
良いように言うと、凸凹で波の荒さ、山肌のごつごつを立体的に表現できました。
平滑度の高い板紙には問題ありませんので
パッケージにいつもと少し違った箔を施すのはいかがでしょうか。
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