台紙付きワンタッチ箱のご紹介(インバーコート使用)

今回は台紙付きワンタッチ箱をご紹介します。

台紙付きワンタッチ箱

パッケージ仕様
用紙 インバーコートG
印刷 オフセットカラー4色+ニス
表面加工 エンボス、デボス加工
加工 抜き、貼り

 

台紙付きワンタッチ箱の特徴

特徴1 台紙付きのワンタッチ底

ワンタッチ底
ワンタッチ底なので組み立て作業がカンタンでまた改ざん防止にもなります。

当社では化粧品向けの特殊な形状を得意としています。
回転抑止や緩衝機能付きなどの設計もご相談ください。

 

特徴2 エンボス・デボス加工

エンボスデボス加工

加工適正に優れたインバーコート紙を使用しています。
インバーコート紙は加工適性、環境優位性のある紙でおすすめの紙なのでのちほどご説明します。

 

特徴3 圧入式ロック

圧入式ロック
切れ込みのない圧入式ロックを採用しています。
細かなところの美粧性をさらにUPします。

 

インバーコートとは?

インバーコートは、スウェーデンのイグスンド社(ホルメングループ)が製造する高品質な板紙で
パッケージに最適な強度や加工適正を持ち、環境にも優れた特性を備えています。

また、長年にわたり多くの企業に採用され、サステナブルな素材として評価されています。
ここでは、その特徴や環境優位性について少しご紹介します。

インバーコートの印刷・加工適正

  • 罫線なしでも割れずにパッケージの美粧性を維持
  • 剛度・耐折強度・引裂強度に対し抜群に優れている
  • 嵩高(かさだか)のためパッケージの軽量化の実現
  • 独特の白色度を持ち、最適な印刷再現性を実現
  • エンボス効果の最大化
  •  

    インバーコートは、剛度・耐折強度・引裂強度に優れ、割れにくいのが
    特徴の1つでエンボス、デボス加工の効果を最大限に引き出します。

    さらに、嵩高紙のため、軽量化されたパッケージを実現します。
    例えば、280g/㎡のインバーコートは、通常320g/㎡の板紙と同等の剛度を持っています。

    印刷に関して、インバーコート(G)は表面3回コーティング(裏面微塗工)が施されており、
    独特の白色度により、優れた印刷品質を実現します。

    また裏面への印刷適正も保証しているので少し風合いを出したい時などは
    裏面を印刷面として使用することも可能です。

    インバーコートの環境優位性

    エコバディスで高評価

    エコバディスは世界180を超える国と地域で、13万社以上のサステナビリティ評価を行っているグローバル企業です。
    そのサスティナビリティ評価でイグスンド社は2020年から3年連続でプラチナム評価を受賞しています。
    プラチナム評価は、上位1%の企業にしか与えられない評価であり、同社の環境・社会的責任への取り組みの高さが証明されています。

    再生可能エネルギーの使用

    製造工程では約98%が再生可能エネルギーで賄われ、そのうち93%はバイオエネルギー、5%は水力発電です。
    これにより、化石燃料の使用を大幅に削減し環境への負荷を最小限に抑えています。

    持続可能な森林管理

    イグスンド社は、130万ヘクタール(長野県と同程度の広さ)の森林を保有し、
    1本の木を収穫するごとに3本の植樹を行うことで、持続的な森林の成長を確保しています。

    森林の循環には100年以上をかけ、スウェーデン森林法(1903年施行)に基づき厳格に管理されています。

     
    インバーコートは低価格な板紙、というわけではありませんが高い!というわけでもありません。
    印刷・加工適正もあり、環境面を考えるとストーリー性のある紙になっています。

    サンプルもありますのでご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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