投稿日 : 2025.03.24
モック・色見本にかわる?プルーフジェットのご紹介
弊社ではインクジェットプリンターのプルーフジェットを保有しています。

プルーフジェット本体
■プルーフジェットとは?
プルーフジェットは、本紙(量産時、実際に使用する紙)に印刷できるインクジェットプリンターです。
当社が所有している紙器パッケージモデルではC、M、Y、K、オレンジ、グリーン、ホワイト、ニスのインクを搭載しており、印字サイズは最大B1サイズで、用紙厚0.8mmまでの基材に対応しています。
【プルーフジェット仕様】 | |
印刷方式 | ピエゾインクジェット方式 |
印刷解像度 | 1440×720dpi |
最大用紙サイズ | 四六全判(788×1091㎜) |
最大印字サイズ | B1サイズカバー(736×1040㎜) |
最大紙厚 | 0.8㎜ |
インク | C/M/Y/K/Or/Gr/Wh/ニス |

プルーフジェットインク
■プルーフジェットの活用シーン
プルーフジェットは次のような時に活用いただけます。
・デザイン確認用のモック作成
デザイン段階や企画会議などで色味含めイメージを確認したいときに
プルーフジェットで出力してCADカットでご確認いただけます。
箔押しが必要な場合は、箔のみ本生産仕様にて手配することも可能です。
・色見本として
一般的なカンプ(プリンター出力)では色域が広すぎて、実際の印刷時に色を再現できないことがあります。
紙によってはプルーフジェットと本機で多少の誤差が出る可能性はありますが
本機とカラーマッチング済み、本紙を使用している分、カンプより色味は近くなります。
・本機校正前・量産前の色確認に
「本機校正はコストが高いし時間もかかる・・・でも本紙でイメージは見ておきたい。」
そんなとき、プルーフジェットなら数日で色確認が可能です。
本機校正は時間、コスト的にできないけど、本紙でおおよその色味を確認したいときにおすすめです。
※用紙によっては発色の出方が異なりますので事前に担当営業にご相談ください。
プルーフジェットのメリット
・本紙の使用が可能
プルーフジェットはアンカーコートなしで本紙に直接印刷できるため、
同様の本紙の風合いを生かしたリアルなイメージが可能です。
(本紙とは量産時、実際に使用する紙のこと。)
本機校正前の色確認、デザイン段階でのイメージ確認にも活用いただけます。
・ヤレ(予備紙)が少ない
本機校正の場合、数枚の色校正のために数百枚の予備紙が必要ですが、
プルーフジェットの場合は数枚の本紙のみでok!
ヤレがかなり少なくなり、環境にもやさしい出力になります。
・短納期・低コスト
本機校正と比較してプルーフジェットは短納期&低コストで色確認が可能です。
もちろん本機校正のほうが量産時、色味の再現度は高くなりますが
「限定品でそこまで予算をかけれない」、「小ロットだからもったいない。」というときに
プルーフジェットを試してみてはいかがでしょうか。
プルーフジェットの少し弱いところ
・枚数が出せない
本機校正の場合は10部ほど必要な場合でも問題ありませんが
プルーフジェットの場合、基本的に1、2部のみの対応となります。
・特色
グリーン、オレンジの補色インクがついており、
ある程度特色の再現は可能ですが、実際の特色とは完全には一致しません。
そのため、絵柄部分はプルーフジェット、特色は展色見本で確認する方法もおすすめです。
(展色見本とは名刺半分程度の本紙に実際の特色を刷って色味確認ができる見本のこと。)
・フィルムはデザインによる
プルーフジェットは白の出方が本機とは異なるため、
フィルムでプルーフジェットを検討される場合は、担当営業にご相談ください。
こんな方におすすめ!
- 「デザイン段階で、 本紙でモックを作りたい」
- 「カンプの色と量産の色が合わないのを事前に防ぎたい」
- 「本機校正はコスト的に厳しいけど、事前に色のイメージを確認しておきたい」
ぜひ、モックや色見本の代わりにプルーフジェットをお試しください。
詳細ご希望の方は担当営業またはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
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